自社が提供している福利厚生をご存知ですか?
採用面接などで、自社が提供している福利厚生を知らないと困ってしまう場面があります。
学生さんから「御社の福利厚生はどうなってますか?」とか「御社の福利厚生を教えて下さい」と質問されることがあります。
中小企業の社長は「うちは中小企業で大手じゃないから福利厚生なんて無いよ…」って考え込んでしまうことが多いのではないでしょうか。
「無いよ」と答えると、新卒の学生さんや、中途採用でも若い方は、心の中で「えぇ!無いんだ」と驚き、「ブラック企業なんじゃない?」と考えてしまいます。
なぜなら、福利厚生についてを努力してない会社は、嫌な感じが持たれます。
しかしながら、実際は多くの会社では福利厚生をやっているのです。
「わが社はこういう風に取り組んでる」と、社長が語れる様になれば、良い会社(ホワイト企業)に見えます。
多くの会社が提供している福利厚生
長年事業を続けていると、会社が提供している福利厚生について意識しなくなってくのかも知れません。
例えば、労災保険や雇用保険への加入はされていますよね?
また年一回、正社員の健康診断は行われているのではないでしょうか?
実は前者が法定福利厚で、後者が法定外福利に該当します。このように福利厚生は大きく2つに分けられます。
法定福利:法律で定められた福利厚生
これには公的保険である労災保険、雇用保険、健康保険、厚生年金が該当します。一般的に週20時間以上勤務する従業員を雇用されている事業所であれば、公的保険を掛けているはずです。
ですので、「公的福利は万全」といえます。もし加入されていなければ、これを期に公的福利を完備するようにしましょう。
法定外福利:法律の定め以外の福利厚生
法定外の福利厚生は、会社独自で定めた福利厚生になりますが、会社を取り巻く環境や、時代の流れで変化しています。
これまで主流となってきた法定外福利厚生としては
- 健康のため:健康診断、人間ドック、成人病、癌検診など
- 暮らしのため:住宅ローン、家賃補助、貯蓄補助
- 万一のため:慶弔見舞金規定、保険を会社で入る
- 余暇のため:社内旅行、保養所、スポーツクラブ、飲み会
などが挙げられます。
昨今求められている福利厚生としては、
- スクール・イベント休暇制度(運動会、参観日)子育て支援
- アニバーサリー休暇制度(勤続表彰、結婚記念日、誕生日)プライベート充実
などがあります。
社内旅行や保養所などは大企業では提供できるかも知れませんが、中小企業では負担が大きいですので、個人向けで選択できる福利厚生に人気がある様です。
弊所では、企業に適した福利厚生の相談・提案を行っています。福利厚生の見直しを検討されている場合、お気軽にご相談下さい。