保険とは?
あなたは「保険に入っていますか?」と聞かれたら、どのような保険を思い浮かべるでしょうか?
まず思い浮かべるのは、死亡した時の保障、病気やケガでの入院・治療の保険ではないでしょうか?
病気やケガ、もしくは死亡した場合に備える保険は、医療保険や生命保険となります。
次に、火災、台風、地震の災害の被害を補償する火災保険、そして車に乗る時の、自動車保険を思い浮かべたのではないでしょうか。
もっと身近な例では、自転車保険に加入することが義務付けられている自治体が増えてきています。
2021年7月時点では、23都道府県(一部都市)で加入が義務付けられており、それ以外のすべての県でも「努力義務」とされています。
各自治体の条例では、主に加害事故を起こした時に被害者側に補償できる保険(個人賠償責任補償)に加入するように定められています。
自転車事故の賠償事例としては、「11才の男児が夜、自転車で走行しており、歩道と車道の区別のない道路において歩行していた62才の女性と正面衝突。
その女性は頭の骨を折るなどし意識が戻らない状態となった」
この事故の地方裁判所の判決では、子供の母親に約9500万円の賠償額が求刑されています。
このように“被害者の保護”と“加害者の経済的負担軽減”のために、自転車保険の加入が勧められており、自転車保険加入義務は、未成年から高齢者まですべての人が対象です。
自転車の賠償例の様に、日常生活を送る上で様々なリスクがあるということになりますが、これらのリスクを個人の力だけで対処するのは非常に困難なことです。
そこで同じように不安を感じる人達から一定のお金(保険料)を集めて、相互補助のシステムで、万一のリスクに備えをするという仕組みが保険ということになります。
一般的に、主に夫の収入で生計を立てており、奥さんと小さな子どもさんがいる家庭では、万一主人に不幸があった場合、これから先の奥さんと子どもの生活費が必要となります。
貯蓄だけではまかなえない場合の備えとして、生命保険や収入保障保険が販売されています。
普段の日常生活の中で、誰にも起こりうる「リスク」への備えとして、あなたのライフスタイルに適した保険選びが大切です。
保険と貯蓄の違い
保険以外でリスクに備える手段として、貯蓄があります。しかし貯蓄の場合は、貯蓄額の範囲内でしか対応できません。
保険は、多数の人々が保険料を出し合って、相互に補償し合う制度ですので、万一の事態をカバーするだけの補償額を得ることができます。
例えば、交通事故で相手を死亡させた場合では、多額の賠償金が必要となります。一般的にこれを貯蓄でカバーすることは不可能といえるのではないでしょうか。
そのために、自賠責保険(強制加入)と不足の備えとして任意の自動車保険への加入しておけば、多額な賠償にも備えれることができるということになります。
貯蓄でカバーできる範囲のリスクであれば、保険は不要ということになります。しかし言い換えれば貯蓄でカバーできないリスクへの備えとして「保険」が必要であると言えるでしょう。
失敗しない保険選び
ところで、あなたは保険に加入していますか?
そして、加入している保険の保障内容や特約について把握されているでしょうか?
というのも、保険は人生で2番目に大きな買い物なのです。
統計によれば、1世帯当りの保険料は月額32,000円、年額では385,000円です。
この保険を20歳〜60歳で40年かけると1,540万円になります。
そして、日本人の生命保険へ加入している割合は約8割で、平均で3.8件の保険に入っています。
あなたも生命保険、医療保険、自動車保険など複数の保険に加入しているのではないでしょうか?
ところが生命保険の内容を深く理解されている方は2割程度で、残りの方は不安を感じており、契約内容に不満をいだいている方も多くいます。
その理由は、保険の無料相談窓口で勧められたり、職場に来る保険会社の営業の方の勧めで入ったからではないでしょうか。
失敗しない保険選びのポイントや、見直しの時期とポイントは、順次紹介していきますので、定期的にサイトを訪問していただければと思います。