お宝保険とは
保険の話題で「お宝保険」という言葉を耳にされたことはありませんか？
保険の営業の方から、「現在加入の保険が”お宝保険”かどうか調べてみましょうと」、言われて営業トークに捕まった経験もあるのではないでしょうか？
ズバリ、「お宝保険」とは、1993年3月までに契約した保険のでことです。
ただし、すべての古い保険がお宝でありません、
掛け捨ての保険ではなく、貯蓄性の高い、終身保険／養老保険／個人年金保険などが該当します。
お宝保険が生まれた背景
その時代（1993年3月以前）は、現在よりも予定利率が高く設定されていたのです。
予定利率とは、保険会社が契約者に対して約束する運用利回りのことで、当然これが高ければ解約返戻金が多くなり、しかも保険料も割安になっています。
1993年3月当時の予定利率は、保険期間が10年以下では5.75%もありました。これが2001年では、1.5〜1.75%、さらに2013年では1.0%となり、2017年には0.25%まで引き下げられてしまいました。
ということで、今の時代、貯蓄性のある保険はお薦めできません。しかし20年以上前に入った保険の場合は予定利率は約6%と高利回りです。こういったお宝保険は手放さない様にしましょう。
お宝保険の見直し
お宝保険はあくまでも貯蓄性のある保障で、終身保険、養老保険、個人年金保険などです。
もし保険を見直す場合でもお宝保険の解約は非常にもったいないです。ですので見直すとすれば掛け捨ての特約部分で、必要のない特約は解約し、必要な特約だけを残しましょう。
